【ブラックジャック基礎編】プレイする前に知っておくべき必須知識|ルール、攻略法、必勝法、勝ち方、賭け方
ブラックジャックはプレイする前に覚えておくべきルールや用語が多いカジノゲームです。
バカラやルーレットほど単純ではないため、全くの知識なしで遊ぶのは難しいと思います。
しかしブラックジャックは戦略次第で他カジノゲームよりも還元率を高められるゲームでもあるので、カジノで勝つことを考えているのであれば基本的なことをマスターしておいて損はありません。
本記事ではブラックジャックの必須知識から攻略法、絞りについても徹底解説していきますのでぜひお役立てください。
目 次
今すぐ始められる!ブラックジャックの基本ルールのすべて
ブラックジャックはプレイヤーとディーラーが1対1で勝負するカードゲーム、一般的なブラックジャックは「アメリカンブラックジャック」と呼ばれるゲームです。
カードはそれぞれに2枚以上配られ、合計点数が「21」により近い方(またはバーストしなかった方)が勝利します。勝利時の配当は1:1、最初の2枚で「21」なら配当3:2です。
同じカードゲームのバカラと異なる点は自分でカードを引くか引かないかを決められる点です。
カードを引くならヒット、カードを引かないならスタンドを状況に合わせて選択し、自分の判断で「21」に近づける(またはバーストを防ぐ)ので、ブラックジャックは運任せのゲームよりも技量次第で稼げる可能性が高まるゲームとして人気があります。
【前提条件①】ブラックジャックでのカードの数え方は特殊
ではブラックジャックのルールをもう少し詳しくみていきましょう。
まずは基本のキとなるカードの数え方から。
【数え方】
- Aのカード…「1」または「11」と数える
- 2~9のカード…書かれている数字どおりに数える
- 10,絵札(J~K)のカード…「10」と数える(絵札に強弱はない)
2~9、10~Kの数え方は問題ないと思いますが、Aはブラックジャックならではの特殊な数え方をします。
【例①】
最初の2枚がAと10(絵札)なら最強の役ブラックジャックです。役名がついているのでこの場合はAを数えることはありませんが、あえて数えると「11」になります。
【例②】
最初の2枚がAと7なら「8」または「18」で数えます。ここでスタンドした場合は手札の点数は18となり、ヒットした場合は追加されたカードの点数と8、18の2通りで計算し、21を超えていない大きい方の数字を手札の点数とします。
【例③】
例②の場合でヒット後、5のカードが追加されました。8+5=13、18+5=23なので、21を超えていない「13」が手札の点数です。
【前提条件②】ディーラーは手札が16以上になるまで必ずヒットする
アメリカンブラックジャックに限らずほとんどのブラックジャックで採用されているルールです。
ディーラーの手札は16以下でスタンドすることはありません。17~21の手札で勝負するかバーストして負けます。
この点は本記事後半の『【重要】ブラックジャックを攻略して勝ち続ける術』で解説する戦略に関わる重要なルールなので、頭の片隅に置いておいてください。
実際のゲームで確認してみよう!
文字だけではなく実際のゲーム画像でも確認してみましょう。
説明で使用する画像はベラジョンカジノで遊べるBlackjack Proから取得しました。
ディーラーの1枚目のカード(アップカード)は4、プレイヤーの手札は12です。
アップカードが6以下なのでホールカード(伏せているカード)が10なら、ディーラーは必ず3枚目を引くことになりますね。
結果、ディーラーのホールカードは10、3枚目で9を引いてバーストしました。
【前提条件③】手札が22以上になったらその時点で負けが確定する
ブラックジャックは点数を重ねて「21」に近づけることばかり注目されがちですが、手札の点数が22以上=バーストした時点で勝敗が決まることも忘れてはいけません。
自分の手札がどんなに低い点数でもディーラーがバーストすればこちらの勝ちです。
逆に、ディーラーよりも先に自分がバーストしてしまえばこちらの負けです。
自分がバーストしてしまうとディーラーがバーストする可能性を潰してしまうことになるので、バーストするリスクを常に考えてアクション選択する必要があります。
実際のゲームで確認してみよう!
ディーラーのアップカードは9、プレイヤーの手札は16です。
もしディーラーのホールカードが10(絵札)であればプレイヤーは負けてしまうので、ヒットします。
絵札が配られてしまったので、プレイヤーはバーストしてしまいました。
もしヒットせずにスタンドしていたら、ディーラーのホールカード次第でディーラーがバーストしていたかもしれません。
ブラックジャック用語集
ブラックジャックにはプレイする際に覚えておいた方がいい用語がいくつかあるので、ルールとともに覚えておきましょう。
ヒット
カードを一枚ひく。21を超えなければ何度でも選択できます。
スタンド/ステイ
カードを引かずに勝負に入る。
バースト
合計点数が22以上になること。バーストした時点で相手側の勝ちとなります。
ブラックジャック
最初の2枚のカードがAと10(絵札)。合計点数で考えると21ですが、3枚以上で合計点数21となってもブラックジャックとはいいません。
アップカード
ディーラーに配られる最初の2枚のカードのうち、開かれている(数字側が上)カード。
ホールカード
ディーラーに配られる最初の2枚のカードのうち、伏せてある(数字側が下)カード。
ダブルダウン
最初に賭けたチップと同額を上乗せして一枚カードを引き、勝負する。
ブラックジャックのアレンジゲームとその魅力
一般的なブラックジャック(アメリカンブラックジャック)は「17以上でスタンド」「ブラックジャック配当3:2」「ディーラーの1枚目はアップカード、2枚目はホールカード」といったルールを採用していますが、他にも異なるルールを採用しているブラックジャックがいろいろあります。
ここでは簡単にブラックジャックのアレンジゲームをアメリカンブラックジャックと比較しながら紹介していきますので、ぜひ一度遊んでみてください。
ディーラーに1枚しか配られない「European Blackjack」
アメリカンブラックジャックでは最初にディーラーに2枚のカードが配られますが、このEuropean Blackjackではディーラーに1枚しか配られません。ディーラーが2枚目以降を追加するのはプレイヤーがスタンドした後です。
ハウスエッジで考えるとこのホールカードなしのルールはプレイヤー側にとって不利ですが、ヒット・ダブル・スプリットの選択次第でディーラー側にバーストしやすい状況が生まれる可能性も出てきます。
ルールが少し違うだけで印象が変わるのもブラックジャックの面白さの1つなので、ブラックジャック初心者の方はまずアメリカンブラックジャックとEuropean Blackjackを遊び比べてみてください。
⇒European Blackjackについて詳しく知りたい方はこちら
ディーラーのホールカードがない「Double Exposure Blackjack」
もうちょっと変わったブラックジャックで遊んでみたいと思う方は、ディーラーのカード2枚がオープンで配られるDouble Exposure Blackjackでもプレイしてみましょう。
ホールカードがあるアメリカンブラックジャックと違って、Double Exposure Blackjackはディーラーの手のうちが分かっているのでプレイヤーは意思決定がしやすいゲームです。
ブラックジャック配当1:1、プッシュの時はプレイヤー負けというルールはプレイヤー側にとって不利ですが、ホールカードがない分ダブルダウンやスプリットを勝てる可能性が高い時に絞って使えます。
⇒Double Exposure Blackjackについて詳しく知りたい方はこちら
【番外編】ブラックジャックに似ているゲーム「ポンツーン」
ポンツーンとはイギリス版ブラックジャックと言われるブラックジャックによく似たゲームです。
「21」に近づけるという点やディーラーとの1対1の勝負といったルールはブラックジャックと変わりませんが、ポンツーンではディーラーに最初に配られるカードが2枚ともホールカードとなっています。
また、5枚のカードで「21」以下の点数におさめるファイブカードトリックという独自の役があり、この役が完成した場合はディーラー合計値が「21」以下でも勝利します。
【重要】ブラックジャックを攻略して勝ち続ける術
ブラックジャックは理論的には約99%の還元率になるよう設計されています。
しかし、実はこの還元率は「ベーシックストラテジー」という基本戦略どおりにプレイした場合の数値です。
ベーシックストラテジーを知らずにブラックジャックをプレイしても他ゲーム以上の結果は期待できないので、ブラックジャックで勝ちたいならまずはベーシックストラテジーの基本を覚えていきましょう。あわせてチップコントロール法についてもご覧ください。
ブラックジャックは「ベーシックストラテジー」がすべて
ベーシックストラテジーとは最初に配られるカードの組み合わせに対して理論上最も勝率が高いアクションを示すものです。一般的には以下のような表にまとめられており、この表どおりにプレイするだけで初心者でも簡単に勝率を上げることができます。
※H…ヒット D…ダブルダウン S…スタンド
詳細は別記事で紹介しますので、ここではベーシックストラテジーにある基本的な考え方を見ていきましょう。
『スタンド』2枚のカードの合計が17以上の場合
合計が17以上の場合、バーストするのを避けるためにスタンドを選択します。
17以上はディーラーに勝てる可能性がある一方、ヒットするとバーストするリスクが高い点数なので、あえて危険を冒してカードを引く必要はありません。
『ヒット』2枚のカードの合計が11以下の場合
合計が11以下ならヒットしてもバーストすることはないので、積極的にヒットして「21」に近づけていきます。手札が10または11であればヒットではなくダブルダウンを選択して利益アップを狙うのもいいでしょう。
『スプリット』2枚のカードがAだった場合
各Aに10または絵札が配られれば合計21になり、2ハンド同時に勝てる可能性が高いので、必ずスプリットを選択します。バーストリスクのないスプリットで勝負に出る絶好のチャンスです。
『ディーラーのアップカードで判断』2枚のカードの合計が12~16の場合
ディーラーのアップカードが6以下であればディーラーは必ず3枚目を引くことになり、ディーラーがバーストする確率が上がるので、こちらの手札が12~16なら無理してヒットする必要はありません。
しかし、ディーラーのアップカードが7以上の場合はこちらの手札12~16だと負ける可能性が高くなるので、バーストするリスクを考慮してヒットでより高い数値を狙っていくことも必要になります。
手札12~16は特に判断するのが難しいので、勝率の高い判断を知りたい方はを下記リンクでベーシックストラテジーの詳細をご確認ください。
⇒ブラックジャックのベーシックストラテジーについて詳しく知りたい方はこちら
ブラックジャックの攻略法・必勝法(チップコントロール)を活用する
ブラックジャックでベーシックストラテジーを活用できるようになるだけではトータル利益をプラスに持っていくことはできません。
ブラックジャックの勝ち負けはプレイヤーのカードのアクションだけではなく、残っているカードの割合にも左右されることから、運良く連勝することもあれば運悪く連敗することもあるからです。
そこで重要になってくるのがブラックジャックで使える攻略法・必勝法(チップコントロール法)。
連勝・連敗の波に合わせて攻略法・必勝法を活用することでうまく利益を伸ばし、損失を抑えるのがブラックジャックで勝ち越すためにはかかせないスキルとなります。
ここでは数ある攻略法・必勝法の中から代表的な2つの手法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
負けたときに使えるマーチンゲール法
負けるごとに賭け金を2倍にして次ゲームで賭ける手法です。
1勝すれば連敗分の損失を全て取り戻すことができるので、予想を外した後で使えます。ただし1勝できないとすぐに倍々で賭け金が増えていくので、成功させるためにはある程度の資金の余裕が必要です。
勝ったときに使えるパーレー法
勝つごとに賭け金を2倍にして次ゲームで賭ける手法です。
読みがよく当たる時、ツイてる時に最も効果を発揮することができ、成功すると資金は倍々に増えていきます。ただ一度負ければどんなに利益を積み上げていても賭け金1単位分の損失が出るので、止め時を見極めなければいけません。
⇒ブラックジャックで使える攻略法・必勝法について詳しく知りたい方はこちら
【実践編】ブラックジャックの賭け方・勝ち方を徹底解説してみた
ではブラックジャックの賭け方・勝ち方について実践を通して深堀りしていきましょう。
実践内容が伝わりやすいように、ここではベラジョンカジノで遊べるDouble Exposure Blackjackの画像を使いたいと思います。
ただ字面を追うだけでなく「自分だったらどうするか?」という視点を持って読み進めてみください。
実際に攻略法・必勝法を使って10回プレイしてみたら・・・
1ゲーム目
まずは$10を賭けてみます。
プレイヤーは「18」、ディーラーは「12」です。
17以上でヒットするとバーストしてしまう確率が高いので、ここはスタンドを選択します。
ディーラーが絵札を引いてバースト、プレイヤーの勝ちです。
$20払い戻されたので利益$10を獲得しました。
2ゲーム目
次はパーレー法を活用して、倍額の$20を賭けてみたいと思います。
運良くブラックジャックが出てプレイヤーが勝ちました。
$40払い戻されたので利益$20を獲得しました。
3ゲーム目
調子よく2連勝できたのでパーレー法を続行します。
賭け金は$20の倍、$40です。
プレイヤーは「13」、ディーラーは「20」です。
ディーラーは17以上でスタンドするため、このままだとプレイヤーは負けてしまいます。
勝つためにはヒットして8を引くしかありません。
結果、8を引けたのでプレイヤーは「21」で勝ちました。
$80払い戻されたので利益は$40、トータル損益は+$70です。
4ゲーム目
3連勝で伸ばした利益を一発で失いたくないので、賭け金を$5まで落とします。
プレイヤーは「18」、ディーラーは「15」です。
ディーラーが3枚目を引いてバーストしそうなのでスタンドを選択します。
ディーラーが絵札を引いてバースト、プレイヤーの勝ちです。
$10払い戻されたので利益$5を獲得しました。
5ゲーム目
次のゲームも$5で勝負します。
残念ながら、ディーラーにブラックジャックが出たので$5は没収されました。
6ゲーム目
負け$5を取り戻すため、次はマーチンゲール法を使って倍額の$10を賭けます。
プレイヤーは「8」、ディーラーは「11」です。
ディーラーは3枚目を引いてもバーストせず、むしろ20や21になる可能性が高いので、ここはヒットを重ねてできるだけ高い点数を狙ってみましょう。
ヒット2回で合計「12」まできましたが、3回目で絵札を引いてしまったのでバーストして負けました。$10没収です。こちらがバーストしてしまうとディーラーがバーストする可能性を先に潰してしまうので、ヒット2回で止めておくべきでした。
7ゲーム目
マーチンゲール法を続行し、次は$10の倍額$20を賭けます。
プレイヤーは「13」、ディーラーは「14」です。
中途半端な数字なので判断に迷いますが、ここはヒットを選択してみます。
プレイヤーもディーラーも3枚目で7を引き、ディーラーが点数「21」で勝ちました。
このゲームはバーストしないで勝負に持ち込めましたが、勝負したからと必ず勝てるわけではありません。しかしどちらも高い点数でいい勝負でしたね。
8ゲーム目
3連敗しましたが、前ゲームでいい勝負ができたので次は勝てそうです。
マーチンゲール法続行で次はさらに倍額の$40を賭けたいと思います。
プレイヤーは「10」、ディーラーは「12」です。
次に10を引けば勝てる可能性が高いので、ダブルダウンで勝負をかけます。
プレイヤーは7を引いて「17」、ディーラーは10を引いてバーストしました。
期待どおりのカードは引けませんでしたが結果的に勝てたので良かったです。
$160払い戻されたので利益は$80、トータル損益は$120になります。
9ゲーム目
先ほど大勝ちできたので、賭け金をもう一度$5に戻します。
プレイヤーは「20」、ディーラーは「13」です。
このままスタンドしてもほぼ勝てると思いますが、ディーラーがバーストする可能性も残っているので、ここは試しにスプリットを選択してみます。
スプリット後のハンドは「20」と「17」、ディーラーは「19」です。
1勝1敗なのでトータル損益は$120のままになります。
10ゲーム目
最後のゲームは$5賭けで締めくくります。
プレイヤーは「3/13」、ディーラーは「13」です。
Aが含まれている場合は一回ヒットしてもバーストはしないので、ヒットしたいと思います。
絵札を引いたのでスタンドしました。ディーラーは10を引いてバーストしました。
同じ点数でもAを含んでいるか含んでいないかで大きな違いですね。
$10払い戻されたので利益は$5、トータル損益は$125となりました。
結果発表!ブラックジャックを攻略すれば勝率は上がる・・・?
10戦6勝3敗1引き分け(スプリットで1勝1敗)で最終損益合計はプラスとなりました。
ベーシックストラテジーどおりにプレイするだけでも勝てる時はありますが、こちらが合計値「12~16」の場合はディーラーがバーストすることもあればバーストせず勝つこともあるので、ベーシックストラテジーに頼り切らず状況に応じて変化を加える判断は必要だと思います。
また今回$10賭けスタートにも関わらずトータル損益が$125にもなったのは、ダブルダウンや連勝・連敗時のチップコントロール法が成功したおかげですね。
結論、ブラックジャックで勝率アップ・利益アップを狙うなら、ベーシックストラテジーとチップコントロール法の研究は欠かせません。
【まとめ】
ブラックジャックは自分のアクション選択次第で勝率が大きく変わる知的なゲームです。
最初はどのアクション選択が勝率的に正しいか判断がつかないと思うので、まずはベーシックストラテジーどおりにブラックジャックをプレイするところから始めてみてください。
ベーシックストラテジーどおりにプレイできるようになったら次はチップコントロール法…というようにだんだんとステップアップしていけば、自分なりのブラックジャック戦略を見出せるようになります。